Visual Venue Map:ドラッグ&ドロップで10分で作れる結婚式の席次表

1月にTable Management をリリースした際、「ビジュアルな席次表デザイナー」が間もなく登場するとお約束しました。ついに登場です——今年Fotifyが提供する最大の単体アップデート。新しいVisual Venue Mapは、2Dキャンバス上に実際のフロアプランを再現し、特定の椅子へのゲスト配置、テーブル群の複数選択と整列、変更のUndo、そしてポスターやテーブルごとのカードとしての印刷まで可能にします。
wedding をはじめ、企業ディナーやテーブルが複数ある着席イベントなら、マップビューが“座席決め”を半日がかりのスプレッドシート頭痛から、10分のドラッグ&ドロップ作業へと変えてくれます。
なぜビジュアルな席次表が重要か
スプレッドシートでの座席割り当ては、10人規模なら機能します。40人を超えると破綻します。
名前のリストだけでは、内向的な2人が会場の反対側に離れてしまっていないか、子ども用テーブルが親の近くにあるか、ダンスフロアが実はメインテーブルの背後に位置していないかは分かりません。リストビューが答えるのは「誰がどこに座るか」。ビジュアルマップは「部屋がどう見えるか」に答えます。
2Dのフロアプランは、リストにはない価値も生みます——イベント前日に会場担当者へそのまま渡せる1枚絵です。
Visual Venue Mapの新機能
1月に提供したリスト型の座席ツールも引き続き利用できます。マップはグリッドと完全に同期した第2のビューで、どちらで行った割り当ても即座に相互に反映されます。Tablesタブ上部の「Grid / Map」トグルでいつでも切り替えられます。
マップで追加された主な機能は次のとおりです。
1. 席単位の割り当て

各テーブルの周囲に、適切な数の椅子が描画されます。8人掛けの円卓なら周囲に等間隔で8脚、10人掛けの長方形なら4辺に比率に応じて分配。ゲストを椅子の近くへドラッグすると、その椅子が緑にハイライトされ、ドロップで確定します。
椅子の中央にはゲストのイニシャル、椅子の外側には小さく名(ファーストネーム)を表示。ホバーでフルネームを確認できます。テーブルを回転させても、ラベルが常に正立で読めるよう、椅子側の表示は逆回転します。
席順が重要なイベント——メインテーブル、男女交互の席次、友人グループのまとまり——では、席単位のコントロールが「とりあえず座れた」から「最適な席に座れた」への差を生みます。
2. 壁だけでなく、実在する会場要素を配置
初期リリースでは壁とテキストラベルのみでしたが、いまは構造物と家具のフルカタログに対応しています:
- 構造物(Structural) — Wall, Door, Window, Dance Floor, Label.
- 家具(Furniture) — Stage, DJ Booth, Bar, Buffet, Gift Table, Cake Table, Photo Booth, Restroom.
各要素は固有の色・デフォルトサイズ・Zオーダー(重なり順)を持ち、新規追加でも意図したレイヤーに正しく配置されます。特に壁は大幅強化。1つのリサイズハンドルではなく、両端の丸いグリップをドラッグする方式になり、反対側は固定されたまま長さと角度が同時に更新されます。
3. 複数選択と一括操作
Shift+クリック、またはドラッグでマーキー選択すると、複数の要素をまとめて掴めます。2つ以上を選択すると、以下の一括ツールバーが表示されます:
- Align — left, centre, right, top, middle, bottom.
- Distribute — 水平・垂直の等間隔配置。
- Bring forward / send backward — Zオーダーの前面/背面移動。
- Lock / unlock — ピン留めして微調整中に動かないよう固定/解除。
- Duplicate — 繰り返し要素を量産。
- Delete — まとめて削除。
選択中のいずれかをドラッグすれば、ガイドはカーソル直下の要素基準で働き、グループ全体が一緒に動きます。⌘+Aでマップ上のロックされていない要素を一括選択できます。
4. Undo / Redo と実用的なキーボードショートカット
すべてのレイアウト変更は履歴スタックで管理。⌘Zで取り消し、⌘⇧Z(または⌘Y)でやり直し——最大50アクションまで遡れます。ツールバーにも専用のUndo / Redoボタンがあります。
一度使うだけで価値を実感できるショートカット:
- 矢印キーで選択を1px移動、Shift+矢印で10px。
Rで15°回転(Shift+Rで逆方向)。⌘Dで会場要素を複製。[/]でZオーダーを変更。Lでロック切り替え。Fで配置物すべてにビューをフィット。0でズームを100%にリセット。
5. スマートガイドとソフトな回転スナップ
スナップトゥグリッドがオフでも、移動中のテーブルの中心や辺が近隣と揃うと、マゼンタの破線ガイドが表示され、数ピクセル以内なら磁力的に吸着してカチッと整列します。列や行を綺麗に揃えるのが数秒で完了。
回転も同様に“ソフトストップ”の感触。ハンドルをドラッグすると、0° / 45° / 90° / 135° / 180° / 225° / 270° / 315°の近辺(±5°)でやさしく止まります。Shiftを押しながらでスナップを無効化し、歪な部屋の微妙な角度も正確に設定できます。
6. 大人数ゲスト向けの検索・タグフィルタ
左側のUnassignedパネルは大規模イベント向けに刷新。検索ボックスは常時表示(「5名以上で表示」などの制限は撤廃)、その下に2段のフィルタチップが並びます:
- Status chips — All / Accepted / Pending / Declined(リアルタイム件数付き)。
- Tag chips — 作成したゲストタグごとに1つ、タグ固有の色で表示。
フィルタはサーバーサイドで適用、スクロールに合わせてページネーション。各ゲスト行にはタグの色ドットが並び、ひと目で把握できます。常に表示ウィンドウのみをレンダリングするため、1,000名規模でも動作は快適です。
7. 印刷に最適化されたエクスポート
Exportメニューは従来のCSVのみのダウンロードに代わり、用途別に最適化した5形式を用意:
- Print map — A3横向きスタイルで会場全体マップを新規タブに開き、印刷ダイアログを即起動。受付背面の掲示に。
- Print table cards — テーブルごとに1枚のカードをA4縦向きで生成。席番号つきのゲスト一覧を各テーブルに設置して誘導。
- PNG image — 白背景の2×レチナスクリーンショット。スライドやWhatsApp共有に。
- SVG file — 大判印刷やIllustrator編集用のベクターデータ。
- CSV — ゲスト1名につき1行(席番号込み)のスプレッドシート。Excel派の会場担当者に最適。
いずれの形式でも画面上のグリッドは削除され、印刷物はクリーンに仕上がります。
8. 信頼できる自動保存
ツールバーの小さなピル表示で常に保存状態を可視化——ネット接続時は緑の Saved、保存中はスピナー付きの黄色 Saving…、切断時は赤の Offline — retrying。保存はデバウンス&バッチ処理され、失敗時は5秒後に自動再試行。押し忘れるSaveボタンは存在しません。
10分で作る:60名の結婚式席次表

8卓・60名想定の実践チュートリアル。
0–2分:マップを開いてテーブルを追加。 Tablesタブで Map をクリックしてビューを切り替え。ツールバーの Add table を8回クリック——各テーブルは右側の Unplaced パネルに入ります(既にGridビューで作成済みなら、そこに待機しています)。
2–4分:テーブルをフロアへ配置。 Unplacedパネルからキャンバスへドラッグ&ドロップ。位置はまだ厳密でなくてOK——部屋のおおよその位置へ。長方形のメインテーブル(ヘッドテーブル)が上部に横向きで置かれる場合は、回転ハンドルで90°回転します。
4–6分:会場の構造を追加。 Add element → Dance Floor を中央へ、Stage をヘッドテーブル背後へ、Bar を壁際へ、出入口や屋外エリアに Wall を数本。ダンスフロアは描画上テーブルより下層にあり視覚的に干渉せず、ステージとバーは固有の色で一目で読めるレイアウトになります。
6–7分:整える。
片側の4つのゲストテーブルをShift+ドラッグでマーキー選択し、選択ツールバーで Align top をクリック——一瞬で一直線。F でビューをフィットし、全体を綺麗にフレーミング。
7–10分:ゲストを着席させる。 左側の Unassigned パネルを開き、ステータスチップで Accepted にフィルタし、ゲストを椅子へドラッグ。新郎新婦はヘッドテーブル、親族は固めて、友人テーブルを埋めていきます。ミスしたら ⌘Z。友人2人を別テーブルへ入れ替えたい場合は、椅子から椅子へそのままドラッグ——ターゲットに座っていた人は同じテーブル内の「特定の席なし」へ自動で移るため、上書きは発生しません。
10分:印刷。 Export → Print map で掲示用ポスターを、続けて Print table cards でテーブル別の席一覧カードを出力。
完了です。
こんなイベントに最適
新しいマップビューは、席順が重要なあらゆるイベントに有効ですが、特に次が効果的です。
結婚式。 まさに本命のユースケース。新郎側・新婦側の家族分け、ヘッドテーブルへの挙式パーティ配置、子ども用テーブルを親の近くに、内向型・外向型のバランス調整——部屋全体を視覚化できると一気に簡単になります。席次表に共有ウェディングアルバムを組み合わせれば、披露宴中に各席から写真を集めることもできます。
企業ディナーやカンファレンス。 部署ごとのゾーニング、VIPや顧客の席配置——複数選択で、経営陣のテーブルをまるごと1回のドラッグで移動可能。タグで「Sales」や「Engineering」だけを表示して各セクションを構築できます。
誕生日・記念日パーティ。 小規模でも効果は大。特に家族関係に配慮が必要な節目のディナーで、席単位の割り当てが「誰の隣に座るか」を静かに解決します。
ガラ・チャリティ。 ドナーティアのタグ、スポンサー席、理事会メンバーのまとまり——タグフィルタのチップはまさにこの用途を想定しています。
互換性に関する注意
1月からTable Managementを使っている場合でも、既存の割り当ては失われません。既に「テーブルには配席済み(ただし席番号なし)」のゲストは、主要ゲスト優先の後にRSVP順で自動的に椅子へ割り当てられます。見た目は通常の着席ゲストと同一で、椅子へドラッグすればデータベースに正式に確定されます。移行作業もやり直しも不要です。
次のイベントで試してみよう
Visual Venue Mapは、Table Management を有効化した全イベントで利用可能——追加設定も上位プランも不要です。イベントのRSVPセクションを開き、未設定ならDetailsタブでTable Managementを有効化してから、Tablesタブ上部の Map をクリック。
まずは dashboard.fotify.app でイベント作成を開始。あるいは、Fotifyのウェディングスイート全体——招待状、RSVP、写真共有、そしてビジュアル席次——がどう連携するかをご確認ください。使い方の詳細は、Table Management のヘルプ記事にショートカットからイレギュラー対応まで一括で掲載しています。
次に席次表を作るときに必要なのは、スプレッドシートではなく画面です。
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